中根犬猫病院
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初めてペットを飼われる方へ

初めて子イヌを家にむかえるために 予防のための獣医学 発情期への対処

予防のための獣医学


「子イヌの社会化のために早期の接種」
 ワクチン接種は必ず受けさせて

 狂犬病の予防注射は接種が法律で定められていますが、イヌには、もっと身近に存在する怖い病気がたくさんあります。 とくに、ジステンパー、犬伝染性肝炎、犬レプトスピラ病、犬パルボウイルス感染症は死亡率が高い伝染病なので、必ずワクチン接種(予防接種)を受けさせましょう。
 以前は生後10〜15週齢くらいに接種することが一般的でしたが、現在はバイオテクノロジーの発達により、4週齢くらいから接種が可能になりました。早期の接種によって外に連れ出せる時期も早まり、子イヌの社会化のために「早期がよい」と考える先生も少なくありません。 地域によってある種の伝染病が少ないところもありますので、先生とよく相談し、接種の時期を決めましょう。
 人間と同じで、熱があるなど体調の悪いときには接種はできません。また接種後は、食欲が落ちたり発熱したりすることがあります。食欲が1日程度なくなるのは仕方ないとしても、急性の副作用は接種後15分〜1時間以内にはっきり出ることがありますので、激しい運動や散歩は控えましょう。 もし、よだれをたらしたり、顔がむくむなどの急激な変化がみられたら、すぐに動物病院へ行き、処置してもらいましょう。
子犬の社会化のために早期の接種  子犬の社会化のために早期の接種


「予防期間は守りましょう」
 蚊の季節はフィラリア予防  
犬糸状虫(フィラリア)は、蚊が媒介する寄生虫です。イヌの血液中にフィラリアの子ども(ミクロフィラリア)がいる血を蚊が吸い、その蚊がほかのイヌの血を吸うときに伝染します。イヌの体に入ったフィラリアは、成長し心臓や肺動脈に寄生します。病状としては、血液の循環が悪くなり、腹水がたまったり、血色素尿、失神などがあります。病気に気づかないうちに、突然死んでしまうこともある、とても恐ろしい病気です。 予防期間は守りましょう。
 フィラリアの予防法としては、毎月1回、予防薬を飲ませる方法があります。飲ませる期間は、蚊が発生したいる間ですが、蚊がいなくなった後も1ヵ月間は与えます。もちろん、地域によって異なります。秋になっても蚊はまだいますし、かえって夏の蚊より活発な地域も少なくありません。「もう秋だから」と勝手にやめてしまわず、先生の指示にしたがって、毎月きちんと飲ませましょう。蚊取り線香やイヌ専用の防虫スプレーを使用する人もいるようですが、これらではフィラリアの予防はできません。ヒト用の防虫スプレーも同じです。
予防期間はいつからいつまで?

「年に一度は検便をしよう」
 腸の中の寄生虫は検便でみつける

 先にふれたフィラリアは検便ではみつけられませんが、腸に寄生する虫は、検便でみつけられることも少なくありませんので定期的に検便を行いましょう。寄生虫は、ノミやマダニ、シラミなど体の外に寄生するものと、体の中に寄生するものがあります。現在の日本では、イヌの体の中に寄生する虫の主なものはフィラリアのほか犬回虫、犬条虫、犬鞭虫、犬鉤虫の4種です。犬回虫は、胎内で感染することもあり、生後2週齢くらいの子イヌの腹部が膨張したり、咳やシャックリが出ます。まれにけいれんを起こすこともあります。検便で発見でき、薬で駆虫が可能ですので、様子がおかしいときは先生に早めに相談しましょう。犬条虫は、肛門の周りに白ゴマのようなものが付着していることで発見されることが多い寄生虫です。犬条虫はノミにその卵がいて、イヌがノミを飲み込んでしまうことで感染します。ですからノミを駆除することでも予防になります。
 犬鞭虫は出血性の下痢を起こすため、貧血を招きます。犬鉤虫は小腸に寄生して、血液を吸って生きる寄生虫です。ともにイヌはひどい下痢と貧血を起こしますので、早めに動物病院で駆除薬を投与する必要があります。
腸の中の寄生虫